展覧会「京都山河抄~京都丹波の光景~」

絵画 映像 ぬりえ

[ 2024年10月12日〜11月10日 ]

丹波猿楽などにゆかりが深い南丹地域。その伝統芸能を育んだ地域性に着目して、ヤマガミユキヒロさんが今年5月から約6カ月間、美山や日吉各所のリサーチを重ねてきました。南丹地域特有の風景やその背景にある過去から現在につながる時の流れ。それらを肌で感じながら、ヤマガミさん独自の「キャンバス・プロジェクション」によって新たな作品が制作されました。本展では、ヤマガミさんがリサーチで訪れた各所のスケッチから本プログラムの足取りをたどるとともに、映像作品や「キャンバス・プロジェクション」による新作を披露します。

また、7月に開催したワークショップの参加者のぬりえ作品をヤマガミさんとの共同制作として紹介します。

この地域の山々の稜線、豊かな川の流れがつくりだす美しい光景に特に魅了されたというヤマガミさんの目線や表現から、京都丹波の新たな魅力を感じていただければ幸いです。

 

展覧会概要

名 称|展覧会「京都山河抄~京都丹波の光景~」
会 期|2024年10月12日(土)~11月10日(日)
※休館|火・水・木曜日
開館時間|10:00~16:00
出品作家|ヤマガミユキヒロ(現代美術家)

作家在廊日|2024年10月13日(日)、10月26日(土)、11月9日(土)

入 場|無料・申込不要
会 場|美山かやぶき美術館
(〒601-0751 京都府南丹市美山町島朴ノ木21)
主 催|京都:Re-Search実行委員会(京都府、南丹市 他)
共 催|美山かやぶき美術館
協 力|美山町宮島振興会、樫原田楽保存会、世木の伝統芸能を守る会
助 成|令和6年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

 

<詳しくはこちらをご覧ください>
https://kyotohoop.jp/program/nantan2024/

 

アーティストプロフィール

撮影:麥生田兵吾撮影:麥生田兵吾

■ ヤマガミユキヒロ|現代美術家

1976年 大阪生まれ。大阪芸術大学建築学科 中退。
京都精華大学美術学部洋画コース卒業。

日常で見慣れた風景を鉛筆や墨などで描画した絵画に、同一視点から撮影した映像をプロジェクターによって投影する「キャンバス・プロジェクション」という絵画に光と時間を取り入れる独自の手法により作品を制作。
これまで、東京ステーションギャラリーでの東京駅復原工事完成記念展をはじめ、アサヒビール大山崎山荘美術館(2015)、21_21 DESIGN SIGHT(2016)、藝倉美術館【上海】(2018)、ビクトリア国立美術館【オーストラリア】(2018)、など国内外での展覧会に参加。2021年にリニューアルオープンした石巻市博物館(宮城県)に石巻市の眺望を横9m、縦3m の大作を制作し常設展示、2022年には佐賀県出身の近代建築の巨匠3人にフォーカスした佐賀県立博物館の特別展に企画から参加。

また2014年からは京都の観世流能楽師 林宗一郎氏と協同し「能楽× 現代美術noh play」というプロジェクトに取り組み、2016年に札幌市教育文化会館での単独公演をはじめ、2017年ロームシアター京都にて東アジア文化都市2017京都開幕式典、2020年京都府立文化芸術会館ホールにて開館50周年記念式典、2024年佐賀県多久市市政施行70周年記念式典などで舞台演出を担当。
第11回岡本太郎現代芸術賞 特別賞受賞、Mio Photo Award 2000 優秀賞受賞。

WEB|https://www.yamagamiyukihiro.net/(外部リンク)
Instagram|@yamagamiyukihiro(外部リンク)